kikuta2006-10-19


史上最低の研修だった。ネタの使い回しも腹立たしいが、さらにその内容だ。
まず「上」から示される目標がありきで、いかにそれを体現するか、が問われるのだ。よーするに上意下達。簡単に言えば「上」だけを向いた教員を養成しよう、という意図がありあり。ありあり過ぎてこちらが赤面するほどだ。目標を示されても、現実と向かい合う立場の者は「そうは言ってもねぇ」と考える。その不可能と思える状況の中で全力で取り組んでいる現場のつぶやきをすくい取り、受け止め、その思いを実現するため泥の中を這いずり回るのがその「ミドルリーダー」とやらの仕事ではないのか。現場での悩みをどう解決するか、そういう視点がすっぽり、まるっきり抜け落ちている。
数値目標では評価しきれないものもある。それはどんなところか。そしてそれは学校にとってどんな意味をもつのか。なんて検討をしたらよっぽど深みのある研修になると思うんだけどなあ。そういう発想はないんだろうなぁ。