気の重いできごと。「取り返しがつかない」ことなのだ。その存在が代え難いものだから尊いのだ。
それとは別に、カブトムシが死んだ。9月半ばということを考えると長寿だったといえるだろう。昨日からひっくり返って脚をピクピクさせているのを見て、子供たちは「かわいそう」と大粒の涙を流していた。ほぼ一生を狭い箱の中で過ごさざるを得なかったカブトムシには申し訳ないのだが、子供たちが命を学ぶ体験をしたことと流した涙がその対価となると思いたい。