世の中にある全ての情報を手に入れることなど不可能である。それは現代のような情報化社会だから、という意味ではなく、それ以前からの問題である。従って自分が得ている情報は全てではなく、当然偏りがある。偏った情報は不適切な判断をもたらすだろうし、時には誤った結論を導くかもしれない。だが、自分がどれほど偏っているかを知ることも不可能である。できることは、常に自分をみつめ、可能な限り点検することしかない。それを怠った瞬間、傲慢の罠が我が身を捉えるだろう。
で、朝の内浦湾や沼津港を覗く。穏やかな波と活気に満ちた市場の様子にしばし見とれる。