織田信長が自分の意志に従わない一向一揆に対する弾圧は峻烈を極めました。番組で紹介した文字瓦は昭和7年に福井県武生市の小丸城跡で発見されたものです。内容は、前田利家による一揆衆制圧の様子を語ったもので天正四年のものに比定されています。刻まれている文字(原文)は次の通 りです。
「此書物後世ニ御らんしら・・・御物かたり可有候、然者五月二十四日いき(一揆)おこり、  其のまま前田又左衛門尉殿いき(一揆)千人はかりいけとりさせられ候、御せいはい(成敗)ハ、  はツつけ(磔)、かま(釜)ニい(煎)られ、あふられ候哉、如此候、一ふて(筆)書ととめ候」